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心血管・腎・内分泌内科について

同門会の沿革

 内科学講座 心血管・腎・内分泌内科分野(旧内科学第二講座)は、岩手医大の三戸町分院に昭和25年4月に発足しました。昭和31年に岡捨巳先生が初代教授に就任し、第2代教授の木村武先生が昭和36年から昭和55年まで教室を主宰しました。その後、第3代目教授の加藤政孝先生が高次救急センター内に東北で初めての冠疾患集中治療室(CCU)を設置し、その運営に尽力されました。平成2年に平盛勝彦先生が第4代の教授に就任し、岩手医科大学創立60周年記念事業の一環として「循環器医療センター」の開院に尽力されました。

 平成17年5月に当科出身の中村元行医師が第5代の教授に就任しました。今まで行ってきた教室の事業を引き継ぎ発展させると共に、「循環器の専門領域を持った内科医専門医の育成」を目標に広範囲な臨床領域を指導し、研究では"Act locally and Think globally" を信条に、医療に直結した臨床研究やコホ−ト研究を推進しています。

 尚、平成21年4月の講座再編に伴い、旧内科学第二講座から内科学講座 循環器・腎・内分泌内科分野へ科名が変更となり、さらに平成23年10月には、内科学講座 心血管・腎・内分泌内科分野(中村元行教授)と、同講座 循環器内科分野()の2科となりました。

診療の現況

 心血管系疾患は急増しており、迅速かつ正確な診断と時期を逸しない適切な治療が要求されます。平成22年度の当科(循環器医療センター循環器内科および 本院心血管・腎・内分泌内科)の入院患者数は合わせて約2,000名で、循環器系を扱う大学病院では全国有数の患者数です。

 当科の診療守備範囲は、循環器疾患(救急医療を含む)・内分泌疾患・腎疾患と広範囲で、総勢30名を超える医局員(循環器内科分野を含む)で本院と循環器医療センターさらに高度救命救急センターの診療・教育・研究を行なっています。さらに盛岡市内や岩手県内のみならず八戸市内など隣県各地に関連病院があり診療連携を密にしております。皆、専門領域をきちんと持った上で、広い視野で患者さんの診療ができる医師を目指しています。また、高度先進医療を推進しつつ、医療の基本を認識して全身管理を行えるGeneral Physicianの育成を目指す中村教授のモットーのもと、研究・診療・教育に従事しています。循環器内科分野新設後もこれまでの診療体制を保持し、両科が一致団結して診療にあたっています。